あっとほーむ 直送版
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緑寿園は11月で創立満32年を迎えます。
ご利用者やご家族、ボランティアの皆様たちに安全且つ安心で満足した生活や活動を楽しんでいただくため、健全な施設運営において努力を重ね、建物・設備・用具を整備していきたいと思いますので、どうぞこれからも宜しくお願いします。 事務企画室 室長 森松昭夫
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平成19年9月号
敬老の日によせて  緊急時の対処法  AEDって何?
※あっとほーむ直送版では発行当時のままに配信しているため、
 一部に古い情報が使用されておりますことを予めご理解いただきますようお願い申し上げます。


「敬老の日」によせて  緑寿園 施設長  阿 壽子

敬老の日、お祝い申し上げます。
緑寿園では、特養に入園されてから百歳を迎えられた20名の肖像画・記念写真を飾らせていただいております。本年は3名の方が新たに加わります。明治・大正・昭和・平成とその時代をしなやかに生き抜いてこられた方々の凛とした微笑みは生きることの誇りを示してくださっています。
現在特養ご入居の最長令の方は百七歳になられました。自律した生活の積み重ねが長寿へと繋がり、毎朝のご挨拶の言葉ひとつにも強い輝きをいただいております。
ケアセンターをご利用いただきながら百歳を迎えられた清水次郎様が詠まれ緑寿園が大切にしている句があります。

「老松の緑寿ぐ園守る人 至誠燃えてみなおおらか」

介護保険制度施行以来高齢者福祉の仕組みが変わって、お一人お一人が期待される日々の生活と社会が用意する公共的なサービスに少しずつ乖離が生まれるようになってきました。私たちは日々の生活を誠の心を大切にして、おおらかで心地の良い毎日であるようにお手伝いさせて頂きたいと、これからも日々努力を重ねてまいります。私たちのこの仕事を継続する力は、日々作られるご利用の皆様、地域の皆様と信頼の絆です。

敬老の日の由来
敬老の日とは国民の祝日法で「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」とされています。そもそもこの日の由来とは、1947年に兵庫県多可郡野間谷村(現八千代町)の門脇政夫村長が提唱した「としよりの日」が始まりとされています。その後1954年に国民のしゅくじつ として制定されたものの、「としより」という呼び名に各方面から異議が起こり「老人の日」に改名され、1966年「敬老の日」に改められました。また起源の諸説には、聖徳太子が現在の大阪市に悲田院という身寄りのない老人や病人を救うための施設を開いた日に因んだ説や、天皇が717年に年号を「養老」とし養老の滝に御幸した日、または高齢者に贈り物をした日という説もありますが、どれも確かではありません。現在は2001年の法改正により9月第3月曜日と定め、移動祝日となっています。
敬老にちなんだお祝いあれこれ
皆様もご存知でしょう、還暦、古希、喜寿、傘寿、米寿、卒寿、白寿、百寿は賀寿といいます。
お隣の中国では「重陽節(9月9日)」は敬老の日でもあり、各地で高齢者を見舞う様々な行事が行われるそうです。また、「礼の国」韓国では年上の人を敬うという「仁」の思想があり、食事の時はまず長老者が箸をとってからというのが礼儀とされています。我が国も長寿者が多いことで知られる沖縄に、旧暦の9月7日「かじまやー」というお祝いがあります。主役となるのは数え歳97歳になる方。頭に真っ赤な頭巾、手には大きな風車を持って豪華な飾りつけのオープンカーで地域をパレードします。「かじまやー」とは本来、「四辻」や「風車」を表す沖縄の方言で、“97歳まで元気でいると童心に還る”という伝えに因み、風車を手にもつのだそうです。いくつか紹介してきましたが、「敬老の日」だからではなく日頃から高齢者を敬い、大切にしていく文化を育てていきましょう。




敬老の日によせて  緊急時の対処法  AEDって何?

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