あっとほーむ 直送版
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高齢者の皆様が、住み慣れたご自宅や地域で、よりよい形でいつまでも暮らしていけるようにご相談にのるのが、私のいる「支援センター室」の仕事です。これまでに数多くの方のお暮らしを拝見してきました。価値観k、人生観、お暮らしぶり、家族のあり方などお一人お一人、実に様々です。その方の人生はその方のもの。よりよい選択ができるようお手伝いしてまいります。  支援センター室長 井手知子 line
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平成18年9月号
みんなの声 基本健康診査が大きく変わりました 2005年度会計報告
※あっとほーむ直送版では発行当時のままに配信しているため、
 一部に古い情報が使用されておりますことを予めご理解いただきますようお願い申し上げます。


 65歳以上の方の基本健康診査が大きく変わりました
平成12年4月に」始まった介護保険制度は、この度全般的な見直しが行われ、本年4月から新しい介護保険制度としてスタートしました。今回の改正では、介護予防が重視され、将来要介護者となるリスクの高い方や、要介護度の軽い方の悪化予防対策と、介護度の重い方へのサービスをより手厚いものとする事となりました。また、高齢者ならびに要介護状態になる恐れのある方を対象に、健診・介護予防の普及啓発などが盛り込まれています。
介護保険法の見直しにともない、平成18年4月より65歳以上を対象とする基本健康診査実施方法も変わりました。
 介護予防検診について
1.「健康な65歳」から「活動的な85歳」へ
これまでは、生活習慣病予防を目的に早期に発見し早期治療を目指した健康診査が実施されていましたが、今後はライフステージに応じた目標を示し、活動的な85歳を目指して、運動機能向上や日常生活機能活性化に取り組み、高齢期における生活機能低下予防対策を強化します。
2.基本健康診査の流れ

介護が必要な状態を予防し、自立して自分らしい生活が出来るように、市区町村では様々な介護予防サービスや教室を用意しています。これらのサービスは、基本健康診査を受け、基本チェックリストで一定項目以上のチェックがなければ利用することが出来ません。
3.基本チェックリストは、いつまでも活き活きと過ごすため!
介護予防のための包括的に生活機能を判断するための25項目です。
生活機能低下を早期に判定するための6つの生活機能評価です。
・運動機能・栄養改善・口腔機能向上・閉じこもり予防・うつ予防・認知症予防
No 質問項目 No 質問項目
1 バスや電車で一人で外出していますか? 13 半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか?
日常品の買い物をしていますか? 14 お茶や汁物でもみせることがありますか?
預貯金の出し入れをしていますか? 15 口の渇きが気になりますか?
友人の家を訪ねていますか? 16 週に1回以上は外出していますか?
家族や友人の相談にのっていますか? 17 昨年と比べて外出の回数が減っていますか?
階段を手すりや壁を伝わらずに昇っていますか? 18 周りの人から「いつも同じことを聞く」などの物忘れがあると言われますか?
椅子に座った状態から何もつかまらずに立ち上がっていますか? 19 自分で電話番号を調べて、電話をかけることをしていますか?
15分位続けて歩いていますか? 20 今日が何月何日かわからない時がありますか?
この1年間に転んだことはありますか? 21 (ここ2週間)毎日の生活に充実感がない。
10 転倒に対する不安は大きいですか? 22 (ここ2週間)これまで楽しんでやれてきたことが楽しめなくなった。
11 6ヶ月間で2〜3kg以上の体重減少がありましたか? 23 (ここ2週間)以前は楽にできていたことが今ではおっくうに感じられる。
12 身長 cm 体重 kg (BMI= )※ 24 (ここ2週間)自分が役に立つ人間だとは思えない。
※BMI=体重kg÷身長m÷身長mが18.5未満の場合に該当とする 25 (ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする。
4.基本検診の内容「自分自身の健康や生活機能の状態を把握しましょう」
*65歳以上の高齢者全てを個別健診(市内医療機関)で実施。
*誕生月によって健診を受ける(方法は各市町村により違う)時期が異なります。
*従来の検査項目に加え、生活機能を評価する25の項目が追加になりました。
*基本健康診査の結果と生活機能評価を医師が総合的にみて治療を行うか生活機能向上に取り組むか判断します。





みんなの声 基本健康診査が大きく変わりました 2005年度会計報告

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