あっとほーむ 直送版
最新号に戻る
line line line
平成16年度は施設運営、利用者サービス、職員の資質の向上、施設整備、地域との連携においてそれぞれの部内で充実した成果を上げることができました。これもご利用者様を始め地域の皆様のご協力があったからこそだと思います。今年度は平成18年度から改正される介護保険制度に対応できる体制を構築すべく施設をあげて取り組んでいきますのでご支援ご協力をよろしくお願いします。  事務企画室 森松昭夫 line
line line
平成17年7月号
みんなの声  低栄養を予防! 2004年度会計報告
※あっとほーむ直送版では発行当時のままに配信しているため、
 一部に古い情報が使用されておりますことを予めご理解いただきますようお願い申し上げます。


低栄養を予防しましょう
 低栄養とは?
血液中のタンパク質の約60%を占める血清アルブミン値が低い状態のことです。
生活習慣病を気にするあまり魚食に偏りすぎになるケースも多く、バランス良く栄養を摂ることが大切です。低栄養状態に陥ると、日常生活に必要な身体機能が低下して老化が進みやすく、細菌やウイルスなどへの抵抗力も低下し、風邪などにかかりやすくなるほか、心臓病などの慢性疾患を引き起こす原因にもなります。
*栄養状態を知るには、健診などで血液検査の項目の「アルブミン」が指標になります。
(アルブミンの基準値は、4.0〜5.0g/dl ですが、3.8g/dl を下回らないことが重要です。)
 
 食生活の工夫
高齢期になると、食嗜好の変化により、どちらかというと魚や野菜類、さっぱりとしたものを好む傾向にあります。健康でいきいきと生活するためには、野菜・魚だけでなく、肉や脂っぽいものも合わせて摂るようにするなど、バランスのとれた食事をきちんと摂ることが重要なポイントになります。
赤・黄・緑の中からバランス良く組み合わせましょう。
食事は1日3食必ず摂る様にする、とはいえ、食欲がない時にはおかずから先に食べるようにしましょう。少量でもたくさんのおかずで様々な栄養素を摂り、低栄養状態にならないような食生活を心がけることが大切です。
 
 低栄養を予防して老化を防ぐ食生活指針
 
  1. 食事は1日に3回バランスよくとり、食事は絶対に抜かない
  2. 動物性たんぱく質を十分にとる
  3. 魚と肉は1対1の割合でとり、魚に偏らないようにする
  4. 肉は、さまざまな種類や部位を食べるようにする
  5. 油脂類の摂取が不足しないよう注意する
  6. 牛乳は、毎日200ミリリットル(1本)以上飲む
  7. 野菜は、緑黄色野菜や根菜類など、たくさん種類を食べ、火を通して調理し、摂取量を増やす
  8. 食欲がないときは、おかずを先に食べ、ご飯を残す
  9. 調味料をじょうずに使い、おいしく食べる
  10. 食材の調理法や保存法を覚える
  11. 和風・洋風・中華など、さまざまな料理を作るようにする
  12. 家族や友人と会食する機会を増やす
  13. 噛む力を維持するため、義歯の点検を定期的に受ける
  14. 健康情報を積極的に取り入れる
 
 高齢者の脱水予防
低栄養以外にもきをつけなければならないのが脱水です。高齢になると、体内の総水分量が少ない、腎機能の低下、のどの渇きを感じなくなるなどの感覚機能の低下により、水分補給をしないなど、脱水症状になりやすい条件がそろっています。また、下痢や嘔吐、発熱などによって、すぐに脱水症状になっていまいます。
脱水症になると、元気がなくなり、頭痛やめまい、微熱などが起こります。また、血液の濃度が濃くなるために血栓もできやすく、脳梗塞や心筋梗塞といった大事に至る危険もあります。
脱水予防のためには、食事に含まれる水分とともに、お茶や水などを一日1リットル以上飲むようにしましょう。汗でミネラルも失われるため、味噌などの発酵食品やスポーツドリンクで上手に補給しましょう。また、お吸い物、ゼリー、茶碗蒸し、寒天寄せ、ところてんなどで水分を摂るのもいいでしょう。




みんなの声  低栄養を予防! 2004年度会計報告

このページのトップに戻る