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今、第162国会において介護保険法改正関連の議案が審議されています。改正内容について厚生労働省は準備段階から、「介護保険制度改革」として、対象年齢引き下げによる被保険者の対象拡大や介護予防重視への移行を中心課題とする大きな改革を予定していました。すでに多くの保険者の介護保険財政が赤字となっている状況から介護保険制度の安定した継続は多少の制度改訂ではすまされないとの危機感があるものと推測されます。改正案は当初の案から変わっていますが、随時議論の経過をお知らせし、地域の皆様と共に今後の介護保険制度にかかわる行方を注意深く見まもってまいります。
介護保険法では、事業者が自らサービスの質に関する点検を行い必要な改善に取り組むことを義務付けています。また、第三者によるサービス評価を受け、その内容について公表することも求めています。東京都は、福祉サービスの第三者による評価事業をつくり費用の一部を補助してきました。評価機関の評価者は東京都による研修を受け評価者として認定され登録されることが必要です。東京都は早くから、都民が、必要に応じて適切な事業を行なっている事業者を選択してサービスを利用できるように取り組んできました。昨年から緑寿園では、介護老人福祉施設と通所介護事業について第三者によるサービス評価を受審してきました。評価結果は、東京都の福祉ナビゲーションに詳細に掲載されています。緑寿園は、ご利用者の生活に直接かかわる仕事をさせていただいています。評価結果を受けて、取り組み課題も明らかにされましたので、今後も地域の皆様に信頼いただき、ご利用いただける事業となるように努力いたしてまいります。 |
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私共は 社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会 と言う長い名前の団体で、通称ナックスNACSと申します。NACSは消費生活アドバイザーおよび消費生活コンサルタントの資格保有者の集団で全国に約4,000人の会員がおります。会員は行政、団体、企業で消費者相談や消費者に関連する分野で様々な活動を行なっています。
NACSは昨年第三者評価機関認証を得て、本年度から第三者評価に取組み、評価第一号が緑寿園様となりました。緑寿園様が私共を選んでいただいた理由は、福祉の世界とは異なる広い視野で評価して欲しいとの想いでNACSを選んだと聞いております。私共としてはそのご要望に応えるべく、誠心誠意評価を行ったつもりでございます。
緑寿園様の印象は「職員の方々がにこにこ暖かくアットホームな雰囲気で、介護保険制度の導入・改正と激変する環境の中、長い歴史に裏打ちされた社会福祉事業がしっかり地に足をつけて、時代にあった姿で確立されつつある。」と感じられました。このようにすばらしい事業体の緑寿園様が私共の評価第一号であっためぐり合わせに感謝すると共に、各種調査に御協力いただいた緑寿園のご利用者様、ご家族様および職員の皆様に衷心より感謝申し上げます。評価結果は東京都のホームページ※にも掲載されますので是非ご覧下さい。
※とうきょう福祉ナビゲーション http://www.fukunavi.or.jp/ |
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この調査はご利用者からの素直な評価を得る事により訪問介護サービスの質の向上を図ることを目的として行なわれました。西東京市と武蔵野大学研究班による共同調査です。西東京市内32事業者延べ2900人の利用者の方がアンケート調査に協力して下さいました。
緑寿園のご利用者にも多くの方にご協力を戴きました。ありがとうございました
満足度の高かった項目は「時間を守り仕事をする」「ご利用者の考えを尊重する」でした。
満足度の低かった項目は「ヘルパーは、言い出せないようなことでも気づいてやってくれる」「ヘルパーがいつも変わったり、急に別の人が来て困る」でした。
また自由回答に「信頼し、感謝している」「ヘルパーが来るのを楽しみにしている」また「利用者側の意見も取り入れて欲しい」「マニュアルどおりの仕事なので多少の応用、機転が欲しい」などのご意見もいただきました。
この結果を受けて改善項目をヘルパーとで協議し、介護保険制度の主旨とご利用者のご要望を踏まえて皆様と木目細かく相談しながら、満足いただけるサービスをご利用いただけるように努力しています。お気づきのことはご遠慮なくお伝えください。 |