あっとほーむ 直送版
最新号に戻る
line line line
施設長の阿です。 平成12年11月に、緑寿園開設当初から25年の歳月を園で過ごされ、一日一日ご自分の生活を大切にされていた小林榮太郎さんが逝かれた。私に、折にふれ「人という字をごらんなさい、互いが支えあって出来上がっているでしょう」と言われた。今、私はご利用者、ボランティア、職員の方々に支えられ一日一日を勤められ感謝の思いでいっぱいです。
(施設長 阿 壽子)
line
施設長の阿です。 line line
平成15年5月号
  みんなの声1 みんなの声1
※あっとほーむ直送版では発行当時のままに配信しているため、
 一部に古い情報が使用されておりますことを予めご理解いただきますようお願い申し上げます。



介護保険が変容していく時期に 〜緑寿園園長 阿 和嘉男

平成12年4月1日から始まった介護保険制度は、当初予測していた利用者数を大きく上回り、国は税負担の限度を超える急激な負担増を防ぐために、介護報酬単価の切り下げと、介護支援専門員による利用管理を徹底し、介護老人福祉施設の優先利用基準を策定することにより、実質的な利用制限をしたり、施設設備を制限することによる利用者数増を防ぐことをもって第2期を乗り切ろうとしています。介護保険制度は、我が国の社会保障制度の方向を示すものとして利用者主体による自己選択を基本とした自立支援を進めることにより、自立した市民生活を保険制度を利用しながら国民に求めていくものです。保険の管理運営を地方自治体が担い地方分権の象徴としての役割も与えられてきました。また、介護保険法には、被保険者は要介護状態にならないようにまた、要介護状態を改善していく努力を被保険者に義務付けています。被保険者及び家族に善良な生活を求めているものともいえます。

厚生労働省は、介護保険制度の見直しを視野に入れて「介護者介護研究会」を立ち上げ、短期間に今後の介護に関する方向性を検討し始めました。この研究会の主宰である厚生労働省老人保険局長は、今後施設と在宅から在宅中心主義への方針を更に進めていく考え方を説明しています。障害プランと支援員制度の導入でも在宅支援の方向が明確に打ち出されています。脱施設の考え方が更に進められていくでしょう。


サービス評価会議に思う 〜業務監査担当 小川 茂

介護保険法施行により、老人福祉介護の従来の措置制度から介護保険制度へ大きく転換しました。福祉サービスを自らによって選択できるように、サービスの質や経営内容が情報として提供され、そのことが利用者、利用者家族、地域の有識者、ボランティアさん等第三者委員で構成される緑寿園サービス評価委員会の設置運営規定が平成13年9月に出来、早速園長がそれぞれの立場の委員を委嘱され、委員会は構成され第1回サービス評価会議が13年12月19日に開催されました。

私は業務監査担当として緑寿園の福祉介護施策等運営、経営全般に亘り内部監査している立場から、評価委員の皆様からの助言をお聞きし、内部監査に役立てたい立場として委員会の未席を汚している者であります。第1回の委員会はなごやかな中にも、それぞれの立場から沢山の助言をいただきました。この会のポイントとして緑寿園は「要望、苦情を構えて受けるのではなく、何でも気軽に受けられるように受付窓口を広くし、しかもお受けした問題は出来る丈早く解決したい・・・」と。「そしてその内容は早くお知らせできるようにしたい・・・」でした。以来年3回の定例開催を重ねて14年度第3回の定例会は3月12日に開催されました。苦情解決委員長から「前年より苦情の件数が半減した報告がありました。少ないことは必ずしも好ましいことではなく、皆様の忌憚のない意見をいただくことに意味があることで、励みになることだと思います。平成15年度から又新しい気持ちをもって皆様にご満足いただける緑寿園づくりに励みたいと思っているところです。


サービス評価会議委員からの言葉


ボランティア代表 武井 光
サービス評価委員会、ご存知でしょうか?
1回目、2回、3回と会議を重ねるに従い議論も益々活発さを加えて参りました。非常に良い方向に進みつつある様に思いますが、これから最も重要なことは利用者又其の御家族そしてボランティアの皆様方の御意見・苦情・其の他こうすれば、ああやればとかの些細な事などもをお寄せくださる事が委員会の益々の活性化に繋がる事でしょう、あちこち置かれている宝箱が一杯になり其の結果生れた宝物が利用者各位に還っていくことを願っております。
御意見お待ちしております。


至誠学舎東京評議員 児玉 一江
緑寿園のサービス評価委員の児玉です。地域福祉に関わって17年程になりますが、私の知ってる限りで、緑寿園は高齢者にとって市内ではもちろんのこと、都内でも模範的な優良施設であると思います。
これは、園長・施設長・職員の一人一人が利用者や家族とのコミュニケーションを大事にし、心から接しようという心意気からくるものと言えるでしょう。又、多くのボランティアさんが職員を助けて気持ちよく働いてくれていることも、一つには上げられます。
これからも、現状に甘えることなく、地域に根ざした福祉サービスの提供者として、謙虚に従事していただきたいと願っています。


ケアセンター利用者代表 三浦 章
僭越ですがサービス評価委員をお受けしました。微力ですが皆様のお役に立つことが出来れば幸せと思っております。
介護保険が施行されて3年、私が初めて緑寿園にお世話になった頃に較べ利用者の方も多くなり皆様賑やかに通所サービスを利用されております。戦中戦後の日本の多難な時代を経験して私も年齢を重ねて来ました。しかし常に前向きの思考をもち趣味やリハビリに励み和やかな雰囲気の中で明るい一日を緑寿園で過ごしたいと思っております。




  みんなの声1 みんなの声1

このページのトップに戻る