あっとほーむ 直送版
最新号に戻る
line line line
施設長の阿です。 沈丁花の香気をお届けします。母校の庭に咲く沈丁花は、入試・卒業と学生時代の大きな節目毎に香り立っていました。巣立ちと新たな出会いへの予感に高揚し極度に緊張していた過ぎし日を思い出す沈丁花が通勤時香っています。例年にない寒い冬を乗り越え・・・やっと春に手が届きました。  (施設長 阿 壽子) line
施設長の阿です。 line line
平成15年 3月号
  みんなの声 介護保険制度について
※あっとほーむ直送版では発行当時のままに配信しているため、一部に古い情報が使用されておりますことを予めご理解いただきますようお願い申し上げます。


介護保険制度が4月から一部変わります!


訪問介護(ホームヘルプサービス)
1. 「家事援助」が「生活援助」となり、単価が下がる。
 
 家事援助 1時間未満 153単位 ⇒ 生活援助 208単位
  1時間半未満 222単位 ⇒   291単位
  2時間未満 305単位 ⇒   374単位
 
2. 「複合型介護・複合型家事」がなくなる。
  1回の訪問において、「身体介護」と「生活援助」が混在する場合は、その具体的なサービス内容を、30分を1単位として「身体介護」と「生活援助」に組み合わせる事になる。
  (例)30分間でおむつ交換をした後、1時間で室内の掃除をした場合
(従来の取り扱い) 複合型介護1時間以上1時間半未満(403単位)
(今後の取り扱い) 身体介護30分+生活援助1時間(397単位)

3.

短時間の利用の単価が上がり、長時間の利用は下がる。
 
 身体介護 30分未満 210単位 ⇒ 231単位  
  1時間未満 402単位 ⇒ 402単位 (変わらず)
  1時間半未満 584単位 ⇒ 584単位 (変わらず)
  2時間未満 803単位 ⇒ 667単位  

4.

いわゆる「介護タクシー」の価格が設定される。
  通院等のための乗降車介助が中心の場合 1回100単位
通所介護(デイサービス)
要介護度の軽い方を中心に全体的に単価が下がる。
 
緑寿園の場合 (1日あたり)
  要支援 560単位 ⇒ 482単位  
  要介護1・2 662単位 ⇒ 614単位  
  要介護3〜5 924単位 ⇒ 903単位  

*デイサービス1日あたりの利用料(要介護1の方の場合)
{614単位(基本利用料)+27単位(機能訓練加算)+47単位×2(送迎加算)
 +39(食事加算)}×10.6(地域加算)=8204円
 利用者の個人負担は・・
  上記8204円のうちの1割 820円+食材費400円=1220円
*痴呆性通所介護(たんぽぽ)については、変更ありません。
居宅介護支援事業(ケアマネージャー)
(これについては全額介護保険で負担するため、ご利用者の負担はありません)

1.

これまで要介護度別に応じた単価を廃止し、一律に上がる。
 
要支援 650単位    
要介護1・2 720単位 ⇒ 一律 850単位
要介護3〜5 840単位    

2.

質の高い支援への評価を行う。
短期入所生活介護(ショートステイ)
要介護度の軽い方を中心に全体的に単価が下がる。
 
緑寿園の場合・・・
  要支援  914単位 ⇒  797単位  
  要介護1  942単位 ⇒  841単位  
  要介護2  987単位 ⇒  912単位  
  要介護3 1031単位 ⇒  982単位  
  要介護4 1076単位 ⇒ 1053単位  
  要介護5 1120単位 ⇒ 1123単位  

*ショートステイ1日あたりの利用料(要介護3の方の場合)
 {982単位(基本利用料)+12単位(機能訓練加算)}
 ×10.4(地域加算)=10337円
 利用者の個人負担は・・
  上記10337円のうちの1割1033円+食材費780円=1813円
  この他に日用品費として実費相当額を頂戴します。
介護福祉施設(特別養護老人ホーム)
要介護度の軽い方を中心に全体的に単価が下がる。
 
緑寿園の場合・・・
  要介護1  796単位 ⇒  677単位  
  要介護2  841単位 ⇒  748単位  
  要介護3  885単位 ⇒  818単位  
  要介護4  930単位 ⇒  889単位  
  要介護5  974単位 ⇒  959単位  

*特別養護老人ホームへの入所 1日あたりの利用料(要介護3の方の場合)
 {818単位(基本利用料)+20単位(常勤医師加算)
  +12単位(機能訓練加算)}×10.4(地域加算)=8840円
 利用者の個人負担は・・
  上記8840円のうちの1割884円+食材費780円=1664円
 この他に日用品費、諸手続き代行料などの実費相当額を頂戴します。
特別養護老人ホーム 入所についての見直し
 
特別養護老人ホームへの入所は、これまで原則として入所申し込み順でした。しかし、入所の待機者が非常に多くなっていること、介護保険制度の財政状況悪化が見込まれることなどから、このたび厚生労働省から、入所の必要性が高い方を優先していくという方針が出されました。
これを受けて、東京都から優先度の判断指標が下記のように示されています。

1.介護の必要の程度
・要介護度の高さ
・痴呆等に伴う問題行動と常時の見守りの必要性

2.介護提供の環境や困難度
・介護者の有無とその状況(健康状態、就労の有無等)
・住宅環境(住宅・帰来先の有無、介護をする上での立地・建物構造上の問題の有無)

施設には、これに沿って優先度評価を行うことや、入所検討委員会等で優先度を判定する基準や判定結果について合議した上で決定することなどが求められます。

特別養護老人ホームの入所については、ご希望者が多いだけに、優先度の決定や、入所に至る過程などについて、その公平性や透明性が求められます。現在、各市区町村で、具体的な方針や対応策について検討されています。緑寿園では各市の入所指針に従い討議・合議をし、決めてまいります。





  みんなの声 介護保険制度について

このページのトップに戻る