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新年あけましておめでとうございます。
新しい年の間、皆様には豊かで穏やかな日々でありますよう祈念いたしております。
今年は、介護保険事業計画の改訂時期にあたります。各保険者(地方自治体)において介護保険第二次計画が策定されます。この計画のもとになる介護報酬の見直し作業が進められております。また、この間の介護保険の利用状況と今後の利用予測に基づき介護保険料が決められます。この間の介護保険に関する議論の経過と介護サービスに関わる状況を見ていますと、いくつかの修正事項がありました。
介護保険は競い合いによって質の高いサービスを利用者に提供する仕組みとして作られましたが、サービスの実際の質・事業内容は一般には不明であり、質の高いサービス、質の低いサービスを提供する事業者か否かは分からなくなってしまいました。
介護保険は介護サービスを使って自立した生活が過ごせるように支援する仕組みとして作られました。また、介護支援専門員が重要な働きをする仕組みです。自立のためのサービスの確保、介護支援専門員の十分な相談・調整はあまりにも多い事務量に振り回されてサービスの不足と調整の困難さは自立支援の仕組みには十分ではありません。
緑寿園では、介護保険事業計画の改訂期にあって、お一人お一人に丁寧に関わらせていただき、安心した生活のお手伝いが出来るように職員一同精一杯のお世話をさせていただきます。制度の不備は法人の理念である「誠のこころ」をもって克服し、更に困難な新しい課題へと取り組んでまいります。緑寿園創設時にお約束しました「人間として」を目指して活動してまいります。より豊かな成果が上げられますよう一層のご支援をお願い申し上げます。 |
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昨年は、毎日があわただしくあっという間に新しい年を迎える事となりました。そして、この新しい年を皆様と共に迎えられる事を嬉しく思っております。
今年度は少しゆとりを持って毎日を過ごし、楽しい行事の計画をたてたりと皆様のご期待にこたえていきたいと思っております。本年度も皆様のご協力をよろしくお願いいたします。 |
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緑寿園ケアセンターのデイサービスを週2回ご利用いただいている村瀬さんは明治40年の未(ひつじ)年生れで、今年8回目の年男となられます。長い年月の間にはいろいろな体験がおありだっとことと思います。未年にちなみ毎日前向きに過ごされている村瀬さんにお話をお伺いしました。
村瀬さんは戦前から西東京市に押すまいになっておられますが、西東京市の風景もかなり変わったということです。昔は周囲に家も少なく、自宅から東伏見の易者がよく見えたそうです。東伏見の隣りが富士町という町名ですからおそらく富士山もよく見えていたのではないでしょうか。
これまでの人生の中で一番苦労されたことはやはり戦争中の生活だということです。食べ物、衣類など生活に必要な物全てが不足していたため毎日が苦労の連続だったようです。逆に一番楽しいことは、戦後間もないころから英語の勉強を続けていらっしゃることだそうです。戦後米軍関連の施設で働かれていた村瀬さんはそれをきっかけに英語と接するようになったということです。高校教論の仕事もされた後、退職後に日本大学の英文学部に入学し、あらためて若い方に混ざって英語の勉強をされたそうです。お話を伺いながら、その向学心に頭が下がる思いでした。
さらに感心することに、村瀬さんは今もNHKラジオの「ビジネス英語」のテキストを毎月購入されて、ラジオを聴きながら勉強を続けておられます。デイサービスをご利用の際も必ずテキストを持参され熱心に読まれる姿が印象的です。「昔と今では英語もどんどん変わっているんですよ。」とおっしゃっていました。言葉も生き物ということでしょうか。長く英語に取り組んでこられた村瀬さんならではのお言葉だと思います。
また、年男ということで今年の抱負をお伺いすると「抱負などというたいそうなことはありませんが 。」と謙遜されながら「毎日のラジオ口座はずっと聴き続けていきたいと思っています。」としっかりした口調でお話されていました。
村瀬さんのお話をお聞きして「継続は力なり」ということわざを実感しました。またそれが蒸らせさんの元気の秘訣なのだと思います。新年は新しいことに取り組むいい機会だと思います。皆さんも何かはじめてみられては如何でしょうか。 |