あっとほーむ 直送版
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阿園長から一言です 3月はお彼岸、寒さと暑さも彼岸までといわれ、肌で感じる季節の変わり時にあたります。風の向きも変わり、気持ちの向きも変わり、着るものもかわります。4月は年度の変わる月。年度は作られた年の区切り。公的な機関は4月を区切りとして一斉に新しい事業年度に変わります。緑寿園は今、季節や祭時、生活習慣、ご利用者の気持ちや身体の動きの変化にそった生活によりつくられる年の刻みを大切にしています。 line
副園長小川から一言です line line
平成14年 3月号 ※あっとほーむ直送版では発行当時のままに配信しているため、一部に古い情報が
  使用されておりますことを予めご理解いただきますようお願い申し上げます。

家庭生活の思い出と緑寿園の生活 特養利用者 岩村一雄
私達夫婦は、長男夫婦と同居生活をしておりました。そして平成3年11月から緑寿園ケアセンターへ週2回(水・土)送迎バスで通わせて頂いて、絵画・陶芸・籐細工・手芸などと生来無趣味の私達でしたが、先生方の温かいご指導により段々と興味を感じて来ました。平成11年に長男が名古屋へ単身赴任となりまして、嫁が1ヶ月の内15日くらい名古屋へ行くことになりました。
IMAGEその間2人で生活しており買物なども2人でしておりましたが、段々と歩行が思うようにならなくなり、緑寿園さんにお願いしてお昼を宅配便にして頂き、大分楽になりましたが、妻の体調が思わしくなくなり困っておりましたところ、以前からお頼みしていた、緑寿園さんから妻の入居のお知らせを頂き、5月に入居、1人暮らしが始まりました。
平成13年の夏は異常な暑さの為私が体調をくずし、庭で転んで背中を打ち骨が曲がってしまいました。2週間ショートでお世話になりましたが、なかなか復調しません。1人暮らしの大変さは経験しないとわかりません(特に男性は)。雑用の多さを今更ながら知らされました。
IMAGE女性の方の細々した仕事の多さに驚きを新たにしました。私自身もお陰様で11月26日、入居させて頂け、それも妻と同質をご用意してくださり(この上もない、お心遣いを感謝し)新婚当時の心境に経ち帰った思いで、昔話をして、子供の学校教育などほとんど妻任せだったので、今になって大変だったなと思い、ありがとうと、お礼を云います。結婚10日目、関東大震災、戦時中と3回火災に遭いましたが、何とか家族27名健康で過ごさせて頂き幸福をかみしめております。平成14年新年の諸行事を拝見し経験させて頂き、本格的な趣向に懐かしく、嬉しく感じました。

人間何歳になっても天寿を全うする為、生命力を追及する、前向きの心が必要であり、私も自己流ですが、毎日実行して15年になり、今後も生命のある限り続けます。皆さん毎日続ける事です、と私は思います。



声かけて、確かめあって、安心サービス
お客様である利用者の状況や要望にフィットしたサービスが適切に提供され、安心と満足を感じていただけているでしょうか。 緑寿園のサービスを第3者評価委員が継続的に評価し、サービスを提供する管理者(園長)に意見を述べ、改善を勧告し、奨励するのが「サービス評価会議」です。
緑寿園では、平成13年12月19日、第1回サービス評価委員会が開催されました。評価委員会は、入居されている方の代表者2名、通所してケアセンターのサービスをご利用いただいている方から2名、入居されていた方のご家族の方、ボランティアとして活動していただいている方、法人評議員、内部監査担当で構成されました。
施設側から、これまで出された、苦情・要望の概要とステップ・公開の状況の説明がされました。これに対して、各委員から腹蔵なく意見が出され、意見交換は1時間半にわたって行われました。また、当日の特養の昼食も試食し、多くの意見が出されました。
<施設から>
気付いたことは何でも気軽に言える仕組みをつくり、早く対応し、その内容を伝えることを要点としています。
<委員から>
「今晩は!私が今日の夜勤です。」などと、いつも声かけを行い、1人ひとりを大切にすることがサービスの基本。期待にこたえられるサービスを、更に進める努力を続けるようにお願いしたい、との意見が出されました。 〜事務局より



「だまされないために<悪徳商法>あの手この手」 緑寿園で学習会〜皆さんもご用心
IMAGE平成14年2月6日緑寿園ケアセンターでは、地域生活支援の一環として「だまされないために 悪徳商法あの手この手」と題した学習会を行いました。講師には、西東京市消費者センター相談員安部恵子先生をお招きして、消費者が悪徳商法の被害に遭わないために、どうすればよいのか被害事例を交えながら対応について学びました。
先生のお話では、1人でいることが多い高齢者が、ターゲットになりやすく、年金を狙った悪質な事例も見られるとのことです。具体的にはビデオで紹介され、受講者の中にはうなずく場面も見られました。
こうした被害に遭わないためには、勧誘の電話や家庭にセールスマンがきた場合は、販売員のペースに乗せられると、断りにくくなることが多いので、いらないときは「はっきり」「早く」断ることが大切です。また、自分の住所、家族構成、財産状況などの情報は、人に安易に教えないことがトラブルから身を守ることになるとのことです。
うまい話はありません。被害に遭わないためには、「お金はありません」「その品物はいりません」「説明は聞きたくありません」と断ることです。また、よい品物だと思っても、すぐその場でサインをしないで、家族等に相談してみることが大事です。
訪問販売等で、商品やサービスの契約をしてしまっても、一定の期間内であれば、クーリングオフ制度により契約解除が出来ます。不審に思ったり、困ったときは、早目に消費者センターに相談するのが一番です。
先生の講義の後は、質疑応答も行われました。参加者が体験した訪問販売の話も聞かれ、有意義な学習会となりました。緑寿園周辺でも、悪徳商法に出会うことが、しばしばあるようです。
今回「あっとほーむ」でも学習会や参考資料をもとに、悪徳商法の手口についてまとめました。皆様も気をつけてください。

○SF商法
  駅前や商店街などで、「タダで日用雑貨品などをあげる」などと言って閉め切った会場に人を集め、安い商品を配って雰囲気を盛り上げた後、最終的に目的の高額商品を売りつける。比較的高齢の女性が多く狙われます。行かないことが一番よいのえすが、もし契約をしてしまっても、8日間以内であれば、クーリングオフができます。
【よく扱う品物】
布団類、磁気マットレス、電気治療器、浄水器

○家庭訪問販売事例
  「台所を千円でクリーニングしませんか?」と電話があったり、依頼したら販売員が来訪し、スチーム外国製掃除機で掃除のあと、「ハウスクリーニングを頼むより安い」「今ならキャンペーン期間」などと強引に勧められる。

○点検商法
  「点検に来た」と訪問し、「布団にダニがいる」「シロアリ被害がある」「消火器の購入義務がある」「水質が悪い」など、事実と異なることを言って、商品を売りつけます。公的機関の職員をかたることもあります。相談件数が一番多い事例です。
【よく扱う品物】
布団類、シロアリ駆除、消火器、床下換気扇、浄水器

○開運商法
  「悪霊がついている」「先祖のたたりがある」「顔に悪い相がでている」などと言って不安感をあおり、高額な印鑑や天然石、ビデオ講習などを、開運のために必要だからと契約をさせる手口もあります。「開運商法」と呼ばれます。

○送りつけ商法
  注文していない商品を一方的に送りつけ、受け取った以上支払う義務があると勘違いして支払うことを狙った商法。代金引換郵便を悪用することもある。
商品を受け取っても、送り返す必要はありません。ただし、送られてきた品物には」、14日間は保管の義務があり、請求があれば返却しなければなりません。14日間保管しておけば、処分してもかまいません。代金引換の荷物が届けられたときは、注文をした人に確認することが必要です。この商法はクーリング・オフが出来ます。
【よく扱う品物】
雑誌、ビデオ、商品一般

○見本工事商法
  「目立つ場所なので宣伝になる」「カタログに載せるから特別に安くする」と言って、工事を勧める場合もあります。安くて得をすると思いがちですが、実際には高額でずさんな工事が多いので注意が必要です。
【よくある事例】
屋根、外壁、ベランダ




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