あっとほーむ 直送版
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副園長小川から一言です 皆さんこんにちは。昨年の21世紀初頭においては、経済、社会情勢の世界的な暗い環境の中にあって、ただ一つ明るさをあたえてくださったのが皇孫誕生でした。その明るい展望の中で、今年の干支は庚午(こうご・かのえうま)。「馬は飛び跳ねる」といいますが、緑寿園は今年もじっくりと大地に両足を据えて、「千里の道も一歩より始まる」のことわざの通り遠く続く福祉の計画を、まずは足元の一歩より踏み出すことから始まることではないでしょうか。新年はいつも心を新たにして、よりよい福祉への第一歩と心に銘じて頑張りたいと思います。 line
副園長小川から一言です line line
平成13年 冬(新春)号 ※あっとほーむ直送版では発行当時のままに配信しているため、一部に古い情報が
  使用されておりますことを予めご理解いただきますようお願い申し上げます。


あけましておめでとうございます。
皇孫 敬宮愛子内親王誕生に際し緑寿園を代表し御慶び申し上げます。
昭和五十二年十月秋晴れのすがすがしい一日、皇太子殿下・皇太子妃殿下(現天皇陛下・皇后陛下)にはおそろいで緑寿園をご訪問下さいました。開設して間もない頃であり十分な準備の無いままでしたが、ゆっくりとしたあたたかな思い出を残してくださいました。一階の訓練室で機織や手芸を楽しまれている利用者の方に親しく声を掛けられ、楽しくお話をなされていらしたお姿が昨日のことのように思い出されます。
緑寿園は都市型の特別養護老人ホームとしては日本で初めての施設でした。在宅での生活を支援し必要なときには施設に生活の場を移し、様々な障害を持ちながらも生き生きと活動する生活の場であると同時に地域で生活する方々へのサービスも行なっていく、そんな施設を全国に設置していかなければならないといわれ事業を始めていたときに、皇太子殿下・皇太子妃殿下が緑寿園を訪問くだされたことにより、我国の高齢者福祉施策を新しい時代へと大きく舵を動かす「ちから」を与えて下さいました。
世紀を超えて私達が抱え、時代を創造していかねばならない多くの課題がこの世紀の始まりと共に溢れ出てきました。そのひとつが「家族の絆」です。「家族の絆」が薄くなり、家族の姿が描けなくなってきた。家族が共に喜び・語り合い、伝え合い、時として苦しみあいながらも絆を確かめ合って豊かにしていく関わりが少なくなってきた。高齢者の介護にもあらわれる長い年月を生きるに従い細く薄くなっていく家族の絆。そのことから派生してくる様々な家族内関係の軋轢(あつれき)や、人としての成長のゆがみなどは長い年月のなかでつくられ、時に荒々しく表出して来ます。
「つなげる」ことの大切さをあらためて感じさせられます。
 緑寿園は、「介護福祉サービス」を通して多くの皆様とふれあいをさせていただいています。ご利用頂く皆様、ご家族の皆様、ボランテイアの皆様、地域の皆様、地域の行政の皆様。多くの方とのふれあいをさらに深める「つなげる容」になりたいと願っています。地域に信頼され安心してご利用頂ける努力を更に続けてまいります。本年もよろしくお願い致します。


早いもので、私が緑寿園に入園してから六年が経とうとしています。特別養護老人ホームというと「養老院」というイメージが頭の中に浮かび、入る事への戸惑いがありました。しかし、実際入ってみると、それぞれがやりがいを見つけ日々の生活を前向きに送っているように感じられました。そして私自身、「お達者くらぶ」というグループで、神代寺へバラを観に行ったり、小金井公園へ桜を観に行ったりと、楽しい日々を過ごしました。
同時に、私は目が不自由な為、点字を習ったり、OTの先生と共に指編みでマフラーを編んだりしました。「もう何もできない」と思っていた私にとって、ほんの少し他の方の手を借りることで、いろいろの事ができるのだと思うようになりました。編んだマフラーは、同じフロアーの方の誕生日にプレゼントしていたのですが、まだ全員にお渡しできていないので、今後また続けたいと思っています。
 そして今、一番楽しみにしていることは、週に一度の対面朗読です。本の多彩な知識は、私の好奇心を刺激してくれ、楽しませてくれます。今まで読んだ本は、三階の図書室に置いてあるので皆さんも利用して下さい。
 こうして振り返ってみると、あっという間の六年でした。二〇〇一年は世界的に大きな出来事がありました。二〇〇二年は、平和で明るい話題が多いことを願うばかりです。
 私も睦会会長という大役に、少々戸惑いを覚えますが、皆さまのお力や職員の方の力をお借りして睦会を盛り上げていきたいと思いますので、ご意見又、ご協力をお願いいたします。


配食サービス情報

毎日、栄養のバランスのとれた食事をとることは、大事なことです。
でも、食事のための、買い物や調理はなかなか大変なものです。
そこで、美味しい食事をお宅までお届けするサービスをご紹介します。
市で行っているものとお店で行っているものとがあります。

市で行っているサービスは、一人暮らしの高齢の方を主に対象としています。
そこで、対象となる方には、決まりがありますのでご注意下さい。
市役所でも申し込みを受け付けていますが、まずは、ケアマネージャーや
支援センターにご相談下さい。



市で行っているサービス
  対 象 者 料 金 営業日 市役所窓口
武蔵野市 おおむね65歳以上の一人暮らしまたは高齢者のみの世帯で、心身の状態から買い物が困難な方 500円 月〜土
週1〜5日
昼食のみ
高齢者福祉課
0422(60)1846
小金井市 ・おおむね65歳以上の一人暮らしまたは高齢者のみの世帯で、心身の状態から買い物が困難な方
・介護保険の要介護認定で要支援以上の認定を受けていて、体力が弱く食事の用意ができない方
400円 週3回
月〜土祝日休み
夕食のみ
在宅福祉課
042(387)9843
西東京市 ・70歳以上の一人暮の方。
・65歳以上の一人暮らしで要介護認定を受けている方。
・65歳以上の高齢者のみの世帯で、要介護認定を受けていて、配食が必要と認められた方
400円 月〜土
週1〜5日
昼食のみ
高齢者係
0424(64)1311

役所で行っている食事サービスの他にも、高齢者向けに食事を届けてくれるお店があります。
申し込みや、お問い合わせは電話で受け付けています。おすすめのところをまとめました。
市のサービスのような、利用対象の決まりはありません。どなたでも気軽にご利用になれます。
種類を選べたり、治療食があったりと様々な特徴があります。


その他の民間食事サービス一覧
★緑寿園で開催した食事会に参加していただいた民間の食事サービス業者の一覧です。
  連 絡 先 配 食 エ リ ア 治療食 備     考
セブン・ミールサービス 0120(58)2115 武蔵野市、小金井市、西東京市他、1都3県ほぼ全域 なし 約1300種類のメニューを自由に組み合わせることが可能
すかいらーく健康ご膳 0422(37)5321 武蔵野市周辺三鷹市 なし 塩分・カロリーを高齢者向きに設定、お粥個別対応 不在時は連絡 キャンセル前日まで
サポートハウス 年輪 0424(66)2216 旧田無市、旧保谷市の一部(住吉町1、泉1、2) なし 不在時は緊急連絡先へ連絡キャンセル前日まで無料
宅配クック123西東京店 0424(51)6321 西東京市、他 糖尿病食 お粥個別対応 安否確認可能 小金井店有り
ムサシノ食品 0120(01)6113 東京全域 糖尿食
腎臓食
電子レンジで温めて食べる調理済み冷蔵食品キャンセル3日前まで無料
ワーカーズコレクティブ結女(ゆめ) 0424(25)3800 新町・柳沢・東伏見・富士町・保谷町・中町・泉町・住吉町 なし 西東京市の配食サービスも実施夕食は保谷町・中町・泉町・住吉町限定

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